今回の担当は、教員のいぶりがっこです。よろしくお願いいたします。
鹿児島は、月遅れお盆の地域です。お盆の行事も年々簡素化されて昨今はお墓自体も形を変えて、もはやお墓もいらないという時代になってきました(実は、私自身も散骨か樹木葬でいいかなあなんて考えている一人です)。
大切な年中行事としての「盆と正月」という感覚は私たちの両親の世代が最後のような気がします。
子供のころは、お墓の掃除をしてきれいな生花を飾り、迎え火をして先祖の霊をお迎えし、自宅の仏壇にもきれいな盆提灯がクルクルと回っていました。親戚一同が集まって精進料理と焼酎を酌み交わし最後は父やおじさんたちが酔っ払ってお開きでした。そして最後の日に送り火をして「また来年ね」と先祖の霊にご挨拶をしたものでした。多分、長い夏休みの中の思い出の一コマになっているのでしょう。
さて、今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」私の毎週日曜日の夜の楽しみになっています。先月、武士の時代の基礎を築きあげた源 頼朝が落馬してからのご臨終でした。三谷 幸喜さん描く全く新しい源氏復興の立役者として面白可笑しく大泉洋さんが演じていました。落馬自体は、少し医学的知識がある者としては脳溢血ではなかったかと思うのですが、それはさておき。
彼のお墓(正しくはレプリカ)が仙巌園にあり、郡山の花尾神社にある丹後の局の墓所は島津家初代忠久公の母でありその父親は頼朝であるというのです。なんとも真実は別にして夢のあるお墓に関するお話です。
神社、仏閣、歴史の散策の好きな私はその浪漫に想像を膨らませて一人で楽しんでおります。
後半の鎌倉殿も歴史の教科書には載っていない様々な人間模様と人間の性が描かれるようです。すでに見ている方も見ていない方もご覧になってみてください(NHKの宣伝ではございません)。
歴史を知ることは未来を考えより良くしていくことだと思います。人間の過去の過ちは繰り返さない。新たな時代に向かって今後の世界を生きていく次世代に伝えていくことで何が一番大切なのか私たちは常に考えて行動していきたいものです。