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トリビア

我が家の愛猫

 久木田学園看護専門学校のホームページに訪問して頂きありがとうございます。
 新型コロナウイルスの新規患者数が過去最多を更新した日もあり、皆様の周りでも心配な状況がおありかと思います。本校も基本的な感染対策を学生・教職員一同で日々取り組んでいます。色々と制約がある中、理解し協力してくれている学生さんには、申し訳ない思いと感謝しかありません。
終わりが見えないこの状況ですが、気持ちだけは明るく前向きに、一日を終えるときに感謝して過ごせる日々が送れるといいなと思う私です。
さて、今回は我が家の愛猫を紹介します。11歳なので人間では60歳還暦です。彼は我が家のエアコンの室外機の下にきょうだい猫と一緒に育児放棄されていました。まだへその緒もついていました。湯たんぽを作り、温め、3~4時間おきのミルクでの授乳、排泄を促しと人間の育児と変わらない日々を送りました。4きょうだいのうち3きょうだいは優しい家族のもとに、残った子が我が家の愛猫です。
赤ちゃん猫の頃は、手のひらサイズで可愛い子でしたが、すくすく育ち7歳のころは7.8kgもある狸サイズに育ちました。体重増加とともに彼の異変は起こりました。多飲多尿です。私も看護師なので、すぐにおかしいと気づき『糖尿病?』と思いました。何も話さない彼ですが、ちゃんと身体の症状で示してくれました。
久木田学園看護専門学校 我が家の愛猫
動物病院を受診し、検査の結果、やはり「糖尿病」でした。
そうです!猫も糖尿病になるんです。獣医師さんに「よく気づきましたね。」と言われ、「ええ、まあ」と看護師と言っていなかったので曖昧に返事しました。(看護師の観察力は猫にも発揮されました。)
7歳での発病で4年目になりますが、毎日朝・夕と決まった時間に決められた量のインシュリンを打っています。賢いもので、時間が少し過ぎると「ニャー」と声をかけてくれます。何とも健気です。注射は人間でも嫌なものですが、彼は注射をすると体が楽になることを知っているのかもしれません。食事も糖コントロール食で、決まった量しか食べれないのでかわいそうになる時もありますが、心を鬼にし、他の物は食べさせないようにしています。
彼は、家猫なので外の世界を知りません。と言っても時々ベランダに脱走するので、ベランダから見える世界が彼が知る外の世界の全てです。外を自由に闊歩しているよその猫ちゃんを見ると彼も自由に外を歩きたいだろうなとは思うのですが、我が家の大事な家族である彼は“箱入り娘”ならぬ“箱入り猫”として病気と上手に付き合って長生きして欲しいので、今の生活で我慢して頂くことにします。
世の中、まだまだ我慢の生活が続きますが、感染対策をしっかりしながら、家の中で楽しくできそうなことを見つけたり、読めていない本を読んだり、ためている録画を見たりといつでも出来ると言ってしていなかったことをするのも案外いいかもしれません。こんな世の中でも、皆さまが元気で幸せであることが一番の願いです。
久木田学園看護専門学校 我が家の愛猫

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